フェイキックIOL/ICL 体験記

レーシックを受けられず、フェイキックIOL/ICLを受けることになった。

(11) フェイキックIOL手術後6ヶ月検診。

間が3ヶ月も空くと、完全に忘れてしまうものですね。不意に携帯に見知らぬ番号の電話がかかって来たので、出てみると。

「本日フェイキック手術後6ヶ月検診のご予約をいただいておりましたが、お越しいただけますでしょうか?」

完っ全に忘れていました。すみませんすみませんと謝りつつ、一週間後を再予約。今度はiPhoneカレンダーに登録。通知付き。

 

1週間後。

 

視力検査の結果。

  • 右目 1.2+
  • 左目 1.2

プラスってなんだろう。1.2よりはいいけど、1.5程ではないですよとのこと。そんな評価あるのか。

ところで実のところ、右目と左目で結構見え方が違っています。右目は遠くはよく見えるのですが、近くが見辛い状態です。左目は、近くがよく見えますが、遠くが見づらい状態です。

実感としては、上の数値以上にかなり差があるような感じがします。検査担当の方が言うには、若干でも左右に違いがあれば、体感的に大きな違いに感じることもあるとのこと。うーん、多少の差なら脳がうまく補正してくれるんじゃないのかな…

これは若干不便に感じています。(コンタクトの煩わしさ程ではないですが)

最近いそがしくて寝不足だったのと、仕事上PCやスマートフォンをずっと見ているので、目への負担は大きいのかもしれません。診察してくださった先生によると、ひとまずレンズは正しい位置に入っていて、異常は無いとのことでした。眼精疲労の影響もあるだろうということで、目薬(普通の、市販されているようなもの)を3本出してくれました。

無くなったらまた連絡くれれば処方しますよとのこと。おおお、もしやこれは、目薬一生分ゲット!!ですかね。

次の予約を入れて、その場でiPhoneカレンダーに登録。もう忘れない。

(10) フェイキックIOL手術後3ヶ月検診。

フェイキック手術をしてからようやく3ヶ月。
てっきり半年くらいたってたと思ってたらまだたった3ヶ月でした。久しぶりに見直したら前回から勘違いしていたようで、タイトルが間違えていたので修正しました。

健診の結果、レンズがずれる事もなく、特に異常なしとのことでした。

成長や老化で目が変形していくと、レンズがずれる事もあるそうです。

それは、最初にもっとはっきり言っておくべきなんじゃないだろうか…
ちなみに、そういう時はまたレンズを入れ直したり、どうしても無理なら外す事になるそうです。手術で。

視力は

右1.5
左1.2
両目2.0

でした。左目は相変わらずです。ただ、だいぶ体調に左右されて、睡眠不足だったり疲れが溜まってたりすると、見えにくくなります。
これからもずっとこんな調子なのかな。

(9) フェイキックIOL手術後1ヶ月検診。

フェイキックIOL手術後1ヶ月検診。

左目が相変わらずやや見づらい。
検査の結果も

右1.5
左1.0
両目2.0

とのこと。

今の状態で度数はちゃんと合っているし目の状態も問題無いらしいので、これが左目の真の実力なのだということです。
まぁ、左目は元々右に比べたら見え辛いというのはあったし、しょうがないのかなーと。

他、目への負担に関して普段の生活で気をつける事など無いか聞いてみたところ、特に無いとのこと。寝不足とか、うつ伏せで寝るとか、ちょっと思いついたことを聞いてみたけど、特に気にしなくて大丈夫だそう。

ちなみに、今日から横浜で診察してもらうことにしました。単純に通勤の都合です。

新宿と比べたら狭いクリニックだったけど、対応してくれたスタッフも診察してくれた先生も凄く感じ良かったです。

(8) フェイキック 術後一週間検診

連休も終わり、手術四日後から会社で通常業務が始まりました。

 
私の職業はプログラマなので、基本的に仕事中はずっとPCを見ています。目のことを考えてしばらくはできるだけ残業しないようにしようと心がけようとしましたが、当然そんなに甘くはなく…
 
がっつり残業してしまいました。。。
 
 
そのせいか、左目が若干、見えにくくなっていました。
 
術後一週検診。
左目はあいかわらず微妙な感じですが、検査結果は
 
右1.5  左1.5 両目 2.0 とのこと。
 
いやいやいや、たまたま視力検査で的中できただけ?で、左目の方が見えづらくなっているのは自分が一番良くわかっています。
だからって、「視力は出ていますよ?」とか言われてもね。。。
 
診察でも特に異常はないとのこと。まぁ、多分大丈夫だと思う。
とりあえず頭痛は徐々に治まってきているので、これらの違和感も時間が解決するだろうと思います。ということでまだしばらくは様子を見ますと言って退散しました。
 
とりあえず、やっぱりしばらく無理するのはやめようと思いました。。。
 
 

(7) フェイキック 手術翌々日検診

 

手術の翌々日。
 
朝起きると、左目の白い濁りはほとんど無くなっていた。よし!布団の中で小さくガッツポーズ。でもまだ気になることがある。相変わらず軽い頭痛が残ってる。
 
翌々日検診にて、視力検査の結果。
右目 1.5 左目 1.2
 
昨日よりはよく見える。左目も、 「1.2 から 1.5 の間くらいですよ」とのこと。
 
軽い頭痛については、診察の時に先生に話すと、「レンズは綺麗に入っているので、頭痛の原因ではありません。必要なら頭痛薬を処方しましょうか?」とのこと。また、一応市販の薬を飲んでも良いとのこと。
 
とりあえず一週間は様子を見ますと回答。
また、頭と顔はもう洗ってもよく、多少なら目に水が入っても問題ないとのこと。目をこすってはいけないと言われた。
 
それから、一応聞いてみた市販の目薬は二週間くらいは控えてくださいと。
 
この日もそのまま帰って静かに過ごして就寝。
 
ところで、フェイキック手術をして一番感動したのは、「風呂に入った時に視界がクリア!」です。寝起きの視界はメガネかけて知ってるし、日常生活もコンタクトかメガネで知ってるけど、風呂だけはいつも裸眼だったので新鮮でした。

 

(6) フェイキック 手術翌日検診

手術翌日。
 
朝起きて目を開けると、天井がクッキリ見えて感動!という事も無く、左目が相変わらず白く濁って見える。右目はよく見えている。
 
軽く頭痛も残っている。
 
翌日検診のためまた新宿まで行くのだけど、また気持ち悪くなるのが怖くて出来るだけ電車の中では何も見ないように目をつぶっていた。
 
その甲斐あってか分からないけど、特に気分も悪くなる事無く新宿まで辿り着けた。ちゃんと良くなって来ているようだ。
 
視力検査では右1.5 左1.2。白く濁ってはいても一応見える。
 
診察の時に先生に聞いても、しばらくは様子をみましょうとの事。まぁ、そうだよね。そうだと思うけど、何で白く濁ってるのか、分からないまでも可能性の話(出来るだけポジティブに)でもしてくれても良いのに…
 
いいかげん一言言ってやりたくなった。
 
 
「お酒は飲んでも大丈夫ですか?」
 
「…手術後2〜3日は控えて下さい。」
 
一週間後に飲み会の予定なので、これは一安心。
 
お礼を言って退室した時に思い出した。頭と顔はいつ洗っても良いのか?
 
明日聞こう。
 
この日は帰りの電車も問題無く、無事に帰宅。娘の遊びに付き合いつつ普通に過ごして就寝。
 
だんだん左目の視界がよくなって来ている。

(5) フェイキック 手術当日

 

手術当日、予定よりも30分くらい早めの来院だったけど、受付後すぐに事前の診察をしてくれた。
先生の診察はいつも通りあっという間で、「問題ありません。では手術頑張ってくださいね。」
 
何だか心こもってない感じがする。他人事のような。まぁ他人事なんだけど、もうちょっと親身な雰囲気だけでも出せないだろうか。
 
その後手術待合室で待たされる。手術後はしばらく保護用のメガネをかける必要があるのだけど、普段の使い慣れたメガネのレンズを度無しに変えてくれるサービス(2000円)のためにメガネを渡してしまったので、もう何も見えない。
 
メガネを渡した瞬間、もう完全に引き返せないところまできたと実感した。
 
あと、30分早めの来院の影響は、ここで手術までの待ち時間に響いただけのようで、何も見えない状態でただひたすら待たされる。
 
待たされる。
 
何も見えないから何もできない。
 
待たされる。
 
途中で麻酔やら抗生物質やらの目薬を3種類点眼される。
 
待たされる。
 
手術当日に早めに来てもあまり良い事は無いかもしれない。
 
待たされる。
 
 
そして名前が呼ばれ、手術の時間がやってきた。
 
待たされすぎたせいか、麻酔の効き目が弱くなってきたような気がしたのでその旨伝えると、「では手術前にもう一度麻酔しましょう」と、そのまま手術室に連れていかれました。
 
手術台に乗り、目の周りを消毒したり麻酔を点眼したりした後、しばらく待たされてから、執刀医が助手を何人か連れて入ってきた。
 
目のところだけ空いた布を顔に被せられ、目の周りにテープでベタベタ貼り付けて固定される。
 
「右目、左目の順にレンズを入れて、それからまた右、左の順に虹彩切開しますね。」
 
右目から、目を閉じられないように固定器具を取り付ける。この時なんか押さえつけられる感じで、結構痛い。
 
そして手術開始。
 
穴を開ける瞬間に目をかなり押される感じがするのと、レンズを挿入する時の圧迫感が痛い。
男だから経験する事は無いけど、初めて挿入される時はこんな感じなのだろうかと考えていた。痛いやら気持ち悪いやら。
 
あと先生が時々目をグリグリ押す。痛いよ。
 
右目が無事終わって、左目。左目はどうも麻酔の効きが弱かったらしく?、何度か追加の点眼?(そんな生易しいかけ方ではなく、ジャバジャバと目にかけられる)をされた。
 
目をグリグリ押されて「しみる?」と聞かれる。「いえあの、指で押されて痛いです。」するとまた追加で何かをジャバジャバかけられる。そしてまた指でグリグリ。…さっきよりはマシか…。
 
そして左目開始。右と同様の手順だけど、途中「ん?」だったか、「あれ?」だったか、わずかに何かモタついてる感じがあった。
 
が、程なくして終了。その後の虹彩切開も滞り無く終了。固定器具を外される時もちょっと痛い。つい足が浮く。
 
手術後、薄暗くて静かなスペースに移される。いや、病院内は基本的に静かだけど、ここは特に。ラウンジと呼ばれていた。
 
手術直後だからか、左目の視界がおかしい。全体的に暗く見えるし、光は赤く見える。右目は普通に、それなりによく見える。
 
その状態で、看護師の女性が目薬を持って来てくれた。説明の紙を見せながら、
「この三つの目薬を一日4回点眼してください。この順番で、それぞれの目薬は5分から10分くらい間隔をあけてください。二番目の目薬だけは、今日だけ、一時間おきに点眼してください。また就寝の一時間くらい前から点眼は控えてください。」
 
左目の視界が赤いのが気になって、何言ってるのか全然頭に入らない!
 
「あ…えっと、すいません、もう一度お願いします…」
 
 
完全に聞いてなかったところだけ聞き直したけど、全体的に頭に入ってなかったので、後で確認しよう…それよりも左目が気になる。
 
最初の点眼をしてから、一時間ほどこのラウンジで休憩させられる。
 
しばらくしてると、だんだん左目の視界が普通の色に戻ってきた。右目の視界もクリアになってきた。ちょっと一安心。
 
しかし!最初はクリアだった視界が、だんだんボヤけ始めていた。
おいおい、ぬか喜びか・・・
 
休憩時間が終わる頃にはすっかり両目ともあまり見えなくなっていた。
案内に来た女性に目の状態を伝えると、診察の前に検査してみましょうとのこと。
 
視力は教えてくれなかったけど、0.3〜0.5くらいまでしか見えなかった。
 
その後先生の診察。初めて、執刀医の方が診察してくれた。
 
「目に異物を入れたんだから、炎症を起こして当然です。手術直後からいきなり見える人なんていませんよ。明日になればだいぶ良くなるでしょう。」
 
 
そういうものか、じゃあ「二、三日で良くなりますかね?」「そんなに早くは無いですよ(冷笑)」「そうですか…」…ならどれくらいだよと思いつつも、それ以上何もコメントは無かった。
 
少しお腹は空いてたものの、あまり良く見えないので、さっさと家に帰ってから何か食べようと、電車に乗り込む。
 
 
 
ここからが本当の試練でした…
 
 
電車が動き出してすぐに、何なら変な汗が吹き出してきた。
慣れない視界で乗り物酔いしてしまったか?と思いつつも、そのまま乗ってるとますます気分が悪くなっていく。
 
あと吐き気よりもなぜかウンコがしたくなってきた。上から頭痛、下から便意と、上下に挟まれる形になった。
 
人は前後左右からの危険にはそれなりに反応できるけど、上からの落下物には弱いと以前TVで見た事があることを思い出していた。
 
きっと下からの攻撃にも弱いんだろうな。
 
途中、乗り換え駅で休みつつ、何とかかろうじて家までたどり着くことが出来た。3歳の娘が嬉しそうに迎えてくれたけど、ただいまもそこそこにトイレに駆け込む。
 
それからは布団で横になってウトウトしながら時間を過ごしつつ、点眼も忘れずに行う。
 
何時間かして、右目だけ、少し視界が良くなっていた。炎症がおさまってきてるのだろうか。左目はまだぼんやりしている。
 
夜になってもまだ少し気分が悪く、ご飯もあまり食べられなかった。
 
風呂はさっと流す程度で、頭も顔も洗わずに出て、そのまま就寝。
 
 
隣で寝てる、寝相の悪い娘のキックが目にヒットしないかが気がかり。